慢性的に頭が痛いときは|うつ病の症状は頭痛が多い|自分を労わろう
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うつ病の症状は頭痛が多い|自分を労わろう

慢性的に頭が痛いときは

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痛みの原因は脳内物質不足

うつ病というと、一般的には気分の落ち込み、やる気が出ない、食欲不振などの症状が知られています。しかし実は症状のひとつに「痛み」があります。中でも一番多い症状が頭痛です。頭痛が続くからと、内科や整形外科で診察を受けても異常なしと診断される場合は、ひょっとしたらうつによる頭痛かもしれません。ではなぜうつ病では痛みが起きるのでしょうか。うつ病になると脳内で作られるセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの物質が少なくなります。これらが少なくなると、気分の落ち込みややる気が出ないなどという症状が起きやすくなり、うつ病となると言われています。しかしノルアドレナリンは、気分の抑揚に関するだけでなく、痛みの抑制にも強く関わっていることがわかっています。ノルアドレナリンが減ることは、気分の落ち込みを起こすだけでなく、痛みを抑える力も低下させてしまうために、うつ病では頭痛などを引き起こすとされているのです。うつ病が原因の頭痛は、慢性的に痛みが続くという特徴があります。そのために頭痛薬を飲んでも一時的に痛みがなくなるだけで、薬が切れるとまた痛みが戻ってきます。そのために、治療法としては運動療法や生活改善などがいいとされています。不足しているノルアドレナリンを補うには、同じく脳内で作られるセロトニンの存在が欠かせません。セロトニンが正しく分泌されることによって、ノルアドレナリンが不足したり過度に出過ぎたりすることを防いでくれるのです。そのセロトニンの分泌を正常にするには、規則正しい生活と適度な運動が望ましいのです。朝の光を浴びることによってセロトニンは分泌されます。適度な運動はストレスを発散させセロトニンの働きを高めます。セロトニンが出るようになるとノルアドレナリンも分泌されるようになり、痛みを抑制することもできるのです。薬に頼らない痛みの改善は、うつ病にとって求められる治療法なのです。

痛みが我慢できないときは

しかし、いくらセロトニンやノルアドレナリンの分泌を高めると言っても、うつ病の症状が重い時には規則正しい生活や適度な運動などは出来ないこともあります。そのようなときには無理をせず、薬に頼ることも必要でしょう。うつ病における頭痛治療では、一般的な痛みを抑える治療法とは少し違います。ノルアドレナリンの減少によることが痛みの原因であるとされているために、このノルアドレナリンを増やす作用がある抗うつ剤を使用する場合が多いのです。痛みを減らす一時的な薬ではなく、痛みの原因を改善させる治療法と言えます。ただしこれらの抗うつ剤には、眠気や体重増加などの副作用がある場合もありますから、医師と相談の上飲むタイミングなどには気を付けるようにしましょう。しかし、抗うつ剤を飲んでいるからといって、頭痛などの痛みがすぐに治まるわけではありません。もともと痛みを抑える治療ではないために、効果が出るまでにはある程度時間がかかることもあります。そのような場合には、一般的な頭痛薬を併用することもあります。痛みをずっと我慢し続けることは、かえってストレスをため込みうつ症状を悪化させることにつながる可能性もあるからです。その場合には、なるべく長期間の服用にならないよう気を付け、どうしても長期の服用になりそうなときには、胃薬などで胃を保護しながら鎮痛剤を使用するようにしましょう。うつ病とは人にはわからない苦痛を伴う病気です。少しでも自分の症状が改善されるように、薬や対処方法を使い分けてみることが大切と言えるでしょう。